事業の拡大、新天地での再スタートなど、ビジネスを進めていく中でひとつの転機として「オフィスの移転」に踏み出す企業も多いことでしょう。
しかしオフィスとともに活動拠点を移すということは企業にとって大きなステップであり、手続きから作業までそう簡単に済ませられるものではありません。
それでは具体的に、オフィスを移転するにあたってどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
そこで今回は、オフィス移転を検討している企業へ向けて絶対に知っておくべき注意点を3つご紹介します。
「オフィス移転の3つの注意点!気をつけるべきことを徹底解説」
経営のターニングポイントとも言えるオフィス移転ですが、失敗しないためにはどのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。
それでは、オフィスを移転するにあたって絶対に気をつけるべきことを解説していきます。
オフィス移転で行き詰まることのないよう、この機会に注意点をきちんと把握しておきましょう!
「注意点①目的とコンセプトを明確に!枠組みづくりが重要」
まずオフィスを移転するにあたり最も重要となるのが、「目的」と「コンセプト」を明確にすることです。
はじめの段階でこれらがしっかりと固まっていなければ、方向性がバラバラになっていつまで経っても移転が進まなかったり、満足のいくレイアウトが作れなかったりと、効率よくオフィス移転を進めることができません。
そこでまずは、次の3つのポイントを固めてイメージを膨らませておきましょう。
- 移転の目的は?現在のオフィスの課題・不安を洗い出そう
- 移転のゴールは?どのくらい先を見据えているのか再確認
- 移転のメリット・デメリットは?きちんと把握して不満なく移転を
オフィス移転の目的とゴールをしっかりと固めておくのはもちろん、移転するにあたって出てくるであろうメリット・デメリットを把握することも大切。
何の懸念点もなく思い通りに移転が進むとは限りませんので、移転の判断材料として初期段階でしっかりと把握しておきましょう。
「注意点②移転の流れを把握し先を見越してスケジューリング」
目的とコンセプトが固まったら、移転の流れを正しく把握してスケジューリングをしてください。
一般的にオフィス移転は、規模にもよりますが6ヶ月から1年ほどのプロジェクトになります。
そこでまずはオフィス移転までにやるべきことを事細かに把握して、どのような流れで進めていくべきなのか段取りを組んでおきましょう。
例えば移転までに6ヶ月かかるプロジェクトなら、6ヶ月前に旧オフィスの解約予告や新オフィスの選定、物件の決定に取り組むのがマスト。
さらに5ヶ月前には施工業者へ依頼、4ヶ月前には備品の廃棄依頼、回線やOA機器の移設依頼・・・のように、移転までのスケジュールを立てることができるでしょう。
流れを把握してやるべきことを「見える化」して動いていく、それがオフィス移転を成功に導くために必要不可欠だと言えるでしょう。
「注意点③必要な手続きをチェックして漏れなく進めよう」
さらに、オフィス移転に必要な手続きをチェックしてやるべきことを確認しましょう。
物件などの情報収集から打ち合わせ、交渉、選定、各種届出の提出、各所への連絡や依頼など、移転するにあたってやるべきことは多岐にわたり、非常に大きな労力がかかるのは言うまでのないこと。
一つ一つなあなあにしていては予定通りに移転を進めることはできませんし、どこかで躓いてしまう恐れがあるので、必要事項をしっかりと把握して漏れのないよう進めていってください。
移転においてチェックしておくべきなのは、大まかに分けると「不動産物件選定」「レイアウト作成」「各種業者選定」「各所への届出関係」「全体のスケジュール調整」の6点。
これらを軸としてやるべきことを細かく出していき、一つ一つ丁寧にこなしていきましょう。
手間も労力もかかりますが、スムーズに移転を進めるためにはまずは足場を固め、慎重に取り組んでいくことが大切です。
「まとめ:目的の明確化と正しい段取りでオフィス移転を成功に導こう」
今回はオフィス移転で注意すべきことをご紹介しましたが、いかがでしたか?
経営の転機とも言える重大な一大イベントだからこそ、事前に注意点を把握して正しい流れでオフィス移転を進めていくことが重要。
ビジネスの新たなスタートを切るターニングポイントなのですから、ここで躓いては先行きが不安になってしまいます。
ぜひ以上を参考にして、はじめてのオフィスの移転でも不安なくスムーズに進め、最高のスタートダッシュを切ってください!